Wednesday, December 27, 2006

無知の知(自覚せる無能)

 哲学者ソクラテスは「真の知に至る出発点は己の無知を自覚することにある」と言った。
自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い。真の知への探求は、まず自分が無知であることを知ることから始まる。

 これを別のことばで表現すると、「自覚せる無能」という。

無知には以下の3種類が有る。
・無知の無知(自覚せぬ無能)
・知の無知 (自覚せる有能)
・無知の知 (自覚せる無能)

 これを図にまとめると以下のようになる。
 



 「無知の無知」というのは、自分自身は無知であってその無知であることに気づかず平然としていられる状態のこと。
 
 「知の無知」というのは、自分自身は何でも知っていると思っているが、その知識に関してなんの信憑性もないこと。(知ったかぶりのこと)

 「無知の知」は、自分自身は無知で有ると言うことに気が付いている状態を指す。

 最後に、「知の知」とは、自らが能力があることに気づいている状態のことを指す。

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